大飯原発再稼働だめ!風船アクション報告
文責:松本なみほ(みどりの未来共同代表)
■アクション概要:
大飯原発付近から風船を飛ばし放射能拡散状況を調査
2012年6月29日、大飯原発再稼働反対のアピールと原発事故時の放射能拡散状況を調査する目的で風船アクションを行いました。
大飯原発再稼働反対テント村の方々約20名の方々にご協力いただき、大飯原発から南に7kmの地点から
11:30〜12:30にかけて、風船を500個を飛ばしました。風船は生分解性素材のものを使用し、発見した人に向けて大飯原発再稼働反対のアピールと発見日時と場所を報告してもらう連絡先を書いたカードをつけておきました。
風向きは北東で、風船のほとんどが西南の方に飛んでいきました。
■風船発見報告:
滋賀、三重、愛知へ3〜6時間で到達
風船を見つけていただいた7件の報告により、到着した地点と日時を地図にプロットしました。
http://batchgeo.com/map/622edb392f0026227fb7aa50121ee862
風船が発見された場所は大飯原発から南東の地点(滋賀県、三重県、愛知県)で、早いものは飛ばしてから約3〜6時間で到着していることがわかりました。
電話で風船の到着を連絡いただいた方に、風船を飛ばした時間を伝えると、「そんなに早く飛んでくるの?、恐いわ〜」という声をいただきました。また、「大飯原発止めるの頑張って!」と声援をくださる方もおられました。
■事故時に広範な放射能汚染をもたらす大飯原発の稼働は即時停止を!
この風船アクション結果から、大飯原発が放射能漏えいを伴う規模の事故を起したとき、滋賀県、三重県、愛知県など広範囲に、そして想像以上に短い時間で放射能が拡散する可能性があることが分かりました。しかし、影響が及ぶ地域住民は再稼働の決定プロセスに参加することもできず、影響が及ぶことすら知らされず、何ら被曝防護対応策をもたないままでいます。
このような状況のなかで強行されている大飯原発の運転は即時停止すべきです。
【報道採録】
読売新聞記事(2012.6.30朝刊)
毎日新聞記事(2012.6.30朝刊)