世界にある。日本にない。ないならつくろう、日本にも「緑の党」

エコでピース名地球の未来を政治でめざす。

2012年06月21日

【声明】鹿児島県知事選 向原よしたかさん、山口県知事選 飯田哲也さん を支持します

2012年6月21日 みどりの未来運営委員会

PDFファイルは→ こちら

 【声明】
鹿児島県知事選 向原よしたかさん、山口県知事選 飯田哲也さん を支持します


 鹿児島県知事選(6月21日告示、7月8日投開票)、そして山口県知事選(7月12日告示、29日投開票)が相次いで行われます。5月5日原発ゼロ、そして野田政権による時計の針を逆回転させる大飯原発再稼働の強行決定という許しがたい事態を受けた直後の原発立地(予定)県での知事選です。私たちは、この注目すべき知事選に立候補(表明)した鹿児島県の向原よしたかさん、山口県の飯田哲也さんへの支持を表明します。

 向原よしたかさんは1996年に「反原発・かごしまネット」を立ち上げ、事務局長として川内原発の問題に取り組まれてきました。今回、知事選においては、「さよなら原発。いのちと暮らしが一番大事」をメインに掲げ、基本政策では、「川内原発1、2号機の再稼働を許しません。3号機増設を白紙にします。再生可能なエネルギーを大胆に掘り起こしていきます。」とし、「かごしま自然エネルギービジョン」を広く市民から公募するなど県民とともに「GREENING KAGOSHIMA」を構想し、知事選を日本の全ての原発が停止してから初めての実質的な脱原発県民投票と位置づけています。

 「脱原発・再生可能エネルギーへのシフトへ」を提言してきた飯田哲也さんは、立候補にあたっての動機と決意として、「311後にエネルギー政策を変える使命があり、中央政府が逆回転し始めた今だからこそ、地域からの歴史的なダイナミズムを生みだしたい」「日本中が閉塞感に覆われるなかで、故郷・山口から『脱官僚・脱中央・脱閉塞』による開かれたデモクラシー改革を通じて、『ほんとうに豊かな21世紀の地域社会』を目指したい」と語っています。中国電力が山口県上関町で計画している上関原発については中止を明らかにするとみられます。

 二人の立候補は、いのちより利権を優先し、原発に依存した地域社会を根っこから変えていきたいという多くの人々の思いに支えられています。

 福井県大飯原発再稼働決定の最終局面において、関西電力、関西及び県内経済界の強力な巻き返しのなかで、西川知事は未来に向けた哲学を持つことなく、また広範な福井県民の願いと真摯に向き合うことなく、「原子力ムラ」の構造に組み込まれた「決断」を行いました。「急がないで」という県民の不安を置き去りにし、再稼働を「決断」したのです。そして、西川知事の民意に背を向けた「決断」を「再稼働への地元の理解は得られた」として、野田政権は再稼働強行を宣言しました。原発立地県の知事の政治的役割は極めて大きなものです。「3.11」以降、原発立地県において、これまでの原発依存の地域社会からいかに抜け出すかが問われています。

 向原よしたかさん、飯田哲也さんの挑戦は、その問いへの答えを与えてくれます。
 私たちはすでに地元での支援を始めています。全国からの支援を広げていきましょう。


posted by みどりの未来 at 12:45 | 政策・論評
Copyright (C) GREENS Japan./ みどりの未来 All Rights reserved.