「再稼働やめろ」「福島かえせ」「子どもを守ろう」――東電福島第一原発事故の発生から1年の3月11日。脱原発を求める1万人以上の市民が「人間の鎖」によって国会議事堂を包囲した。
　この日、警察は議事堂脇の歩道を法的根拠もなく完全封鎖。外周歩道での実施を強いられたものの、午後の「3.11東京大行進」参加者や首都圏各地の人々が夕方の人間の鎖に次々と合流。若者や子連れも含む多くの参加者が、湧き出るように議事堂を取り巻いていった。
　正門前では、ドイツ緑の党連邦議会議員（原子力政策担当）のジルビア・コッティング・ウールさん、藤波心さん（タレント）、福島瑞穂さん（社民党党首）らが発言。
　キャンドルの帯が国会を包み、無事2回の人間の鎖がつながった。
　政府が大飯原発3、4号機の再稼働を狙う中、「じっとしていられない」人々の圧倒的な熱気と声が国会に響きわたった。（杉原浩司）


「追悼と怒り」1万人が国会を取り囲む（動画：OurPlanet-TV）
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1327

3・11原発ゼロへ！国会囲もうヒューマンチェーン 写真掲載！（明日も晴れ）
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