10月19日〜23日、フランスの緑の党「ヨーロッパエコロジー・緑の党」の大統領候補である
エヴァ・ジョリー欧州議会議員が来日。福島の被災地などを視察し、22日にはみどりの未来との共同記者会見を行いました。
(左から) 足立力也/みどりの未来運営委員・国際担当 すぐろ奈緒/みどりの未来共同代表、杉並区議 ドニ・ボーパンさん/パリ副市長、緑の党議員、持続可能な発展・環境・気候計画担当 エヴァ・ジョリーさん ジャニック・マニュさん/来年6月のフランス国会議員選挙アジア選挙区(ロシアを含む49か国)の緑の党候補、東京在住 真下俊樹さん(通訳)
―参考―――
ヨーロッパエコロジー・緑の党/緑の未来共同記者会見 岩上チャンネル
http://www.ustream.tv/recorded/18029958
仏緑の党大統領選予定者「今後20年で全原発閉鎖」 2011.10.22朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/1022/TKY201110220607.html
脱原発で共闘を呼びかけ−仏・緑の党の大統領候補が来日 2011.10.23オルタナ
http://www.alterna.co.jp/7245
大統領選「緑の党」候補来日/脱原発 フランスで挑む 日本の後押しに 2011.10.25東京新聞
以下、当日発表した共同声明です。
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【共同声明】
みどりの未来とヨーロッパエコロジー・緑の党は3.11の被災者に対し深く哀悼の意を表し、緑の政治を加速することを表明する
2011/10/22
みどりの未来ヨーロッパエコロジー・緑の党(フランス)
3月11日は、私たちの歴史において、核時代の終焉を示すエネルギー政策の転換点でした。私たちは、福島第一原子力発電所の破局的災害以前に、この核の時代を終わらせることができなかったことを強く悔悟し、被災者の方々に心から哀悼の意を表明します。さらなる「フクシマ」を起こさないため、私たちみどりの未来とヨーロッパエコロジー・緑の党は、それぞれの国及び世界中に「緑の政治」を広げることを表明します。
ドイツはすでに、2022年までにすべての原子力発電所を止める決断を下しました。スイスがそれに続き、イタリアでは94%以上の賛成票で脱原発政策を続けることになりました。核時代の終焉は世界中を覆う、もはや止めることのできない圧倒的な潮流です。来るべき世代は、再生可能エネルギーを享受する権利があります。私たちの世代が、緑の政治によってそれを導く義務があります。私たちは、これ以上次の世代に核廃棄物や、予測できないような被曝を押し付けるべきではありません。
フランスは世界第二位、日本は世界第三位の原子力発電大国です。核政策に対する私たちの決断は世界に多大な影響を与えます。核時代の終焉は、私たちの望みであるだけでなく、世界と歴史の要請でもあります。私たちは、原発が大事故の時だけでなく「平常運転時」においても、人間だけでなくあらゆる自然環境に悪影響を及ぼすことを認識しています。それゆえ私たち、日仏両国の緑の党(みどりの未来/ヨーロッパエコロジー・緑の党)は国政選挙に挑戦し、ともに連携しあって、両国や世界をより「緑」に変えていきます。
みどりの未来
すぐろ奈緒
ヨーロッパエコロジー・緑の党
エヴァ・ジョリー