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2011年06月29日

【レポート】フランス緑の党ミッシェル・リヴァジ欧州議会議員とのミーティング

   
2011.6.12 銀座のカフェにて
漢人あきこ、宮部彰(みどりの未来運営委員)

 ミシェル・リヴァジさんは、チェルノブイリ後につくられたフランスの放射能監視団体CRIIRADの創設メンバーで、2009年から欧州議会議員を務めています。
 今回の来日は、フランスのオーガニック・ブームのきっかけとなったドキュメンタリー映画「未来の食卓」のジャン・ポール・ジョー監督の新作撮影のためで、611脱原発100万人アクションの各地を取材し福島の農家も訪れるなど、多忙なスケジュールだったようです。
 そのような中、「日本の『みどり』の人たちと話したい」とお誘いがあり、両国の『みどり』勢力の現状や選挙制度の比較、今後の連携など意見交換の時間を持つことができました。
 「原発の状況はフランスと日本は似ている。脱原発にむけて連携しよう。日本の『みどり』をどう支援すればよいか」と、みどりの国際会議への協力など、具体的な提案もいただきました。
 以下、伺ったお話からのレポートです。

@ フランス緑の党について
・現在、国会議員は4人。2012年の選挙では30人に増やす予定
・支持率は数年前は2%、現在は10%弱
・党員は2年前ぐらいは15000人だったが、今は25000人
・全国スタッフは15名。国政選挙の時は50名
・党費は給与の1%。自治体議員は5%、欧州議員は20%
・欧州議員の年間給与は約1000万円

*フランス緑の党は、2009年6月欧州議会選挙で14名議席(得票率16%)を獲得し、この間の地方選でも大躍進を続けています。

A フランス緑の党とNGOとの連携
・複数のNGOが「緑の党」のサポーターになっている
・記者会見なども「緑の党」とNGOの共同で行う

*政党への拒否感はフランスでもあるとのことですが、日本とはレベルが違うようです。

B 選挙制度
・供託金はない
・選挙運動資金は2000万円が上限で、銀行から借りることができる。得票率5%以上で当選すれば、1000万円戻ってくる


参考サイト
フランス緑の党(ヨーロッパ・エコロジー/緑の党)
http://www.eelv.fr/
フランス緑の党欧州議会
http://europeecologie.eu/Michele-Rivasi-Dans-les-zones

20110612フランス緑の党ミシェル・リヴァジ欧州議会議員と.jpg
「612さよなら原発!小金井パレード」の取材にて
左から:漢人(小金井市議)、ジャン・ポール・ジョー監督、ミシェル・リヴァジ議員、片山かおる小金井市議

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