2011年4月6日 みどりの未来運営委員会
3月31日、参議院本会議で、日本からヨルダンに原子力発電所を輸出するための原子力平和利用協定締結承認案件が、与党・民主党をはじめ、自民党、公明党、みんなの党など圧倒的多数の賛成で可決されました。衆議院でも近く可決、承認される見通しです。今後、ベトナム、韓国、ロシアとも同様の協定が承認される予定になっています。
福島第一原子力発電所がいまだに放射能を外部に拡散させている中、国内はもとより国際的にも原子力発電所に対する不信と不安が高まっています。そのような時に、地震が多いとされるヨルダンで「原発売り込み合戦」に安全よりも経済・ビジネス優先で参加するのは、日本の国際的地位を貶めるばかりか、人類に対する背信行為とすら言えます。
私たち「みどりの未来」は、第二のフクシマを輸出しないために、本案件の撤回を求めます。
※参考:本案に対する各参議院議員の賛否一覧は以下でご覧になれます。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/vote/177/177-0331-v013.htm