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2011年02月23日

【グローバルグリーンズ声明】「カダフィの辞任とリビアにおける血塗られた弾圧の即時中止を求める」


2011年2月23日


 グローバル・グリーンズは、カダフィ大佐とその一味の体制によって引き起こされた、リビアの抗議者たちに対する血塗られた弾圧の即時停止を、最大限強く求める。

 抗議するために街に出たことが、爆撃された非武装の人びとの唯一の「犯罪」だとしたら、その爆撃は人道に対する罪の要件を構成する。同様に、非武装の市民に対する傭兵による攻撃も、言語道断の人権侵害である。カダフィ大佐は辞任すべきだ。

 世界中のグリーンズは、リビアで殺された何百人もの犠牲者たちの家族との連帯を表明し、愛する人々を失った嘆きを共有する。

 グローバル・グリーンズは、リビアにおける暴力に関する独立的調査を指揮する委員会を設立する国連の決定を歓迎する。

 カダフィ大佐は、内戦を引き起こすリスクを冒している。この血塗られた大量虐殺を終わらせ、リビアの人びとを解放するための緊急アクションが必要である。

 カダフィ一味の主要なリーダーたちの資金は凍結されるべきだ。イタリアが作成し、EUが考慮している難民帰還と引き換えの経済援助という皮肉な合意には終止符を打たねばならない。

 私たちは、現代史において最も野蛮な体制のひとつに対して抗議しているリビア人たちの悲劇よりも安定と交易に関心を払う、特に西側諸国における世界中の指導者たちの、過度に及び腰な反応に遺憾の意を表明する。

 グローバル・グリーンズは、国際的及び地域的組織や政府、特にリビアにおける独裁体制に対してもともと寛容で支持してきたものに対して、独裁者の代わりにリビアの民主的勢力への支援を求める。41年間のカダフィ統治はもうたくさんだ!商業的利益を守るために犯罪や非人道的独裁体制を恥知らずにも共有する国々による地政学の時代はもう終わったのだ。

 グローバル・グリーンズはまた、トリポリやベンガジその他の街において、自らの政治的および人道的権利を要求するリビアの人びとに対して、民主主義的、世俗的及び共和的原則に従い、あらゆる人の信心に敬意を払って、社会的により公正で政治的によりオープンな国の基礎を築くことができるよう、要求する。


原文…http://globalgreens.org/statements/end_repression_libya

(仮訳:足立力也)


(3/9 「何百万もの家族たち」を「何百人もの犠牲者たちの家族」に修正しました)

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