欧州議会選挙の結果についての欧州緑のコメント
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少なくとも10議席増!大勝利は欧州緑の党・欧州自由連盟を強化
2009年6月8日午後4時20分
欧州緑の党が欧州議会選挙で素晴らしい成果を挙げた。改選前35名だった緑系欧州議会議員が合計46名に増加したのだ。この結果を受け、正確なグループの構成はまだ確定していないものの、欧州緑の党・欧州自由連盟は従前の43名から53名の欧州議会議員を保有することになるようである。
ベルギーのフランス語系緑の党エコロ(Ecolo)所属の欧州議会議員として選出された、欧州緑の党共同スポークスパーソンであるフィリップ・ランベール(Philippe Lamberts)は、
「35名から46名に緑の欧州議会議員の数が増えたのは大勝利です。欧州議会の定員が49減少し、他のグループが皆勢力を減らした中で、前に比べて11議席増加したのを考えると、私たちの成績は一層素晴らしいものと言えるでしょう。私たちの観点からとりわけ高い評価に値するのは、先ずフランスです。フランスでは何とスゴイことに全国での投票数の16%を獲得し、14名の欧州議員が選出されることになります。そしてベルギー、ドイツ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの各国緑の党は全て、前回の選挙に比べて緑の党欧州議会議員を増やしました。又、ギリシアは史上初めて緑の党欧州議会議員を持つことになったのです(ギリシア緑の党の選挙運動は、オーストリア系ギリシア人候補者がギリシア緑の党を支援して立候補し、ヨーロッパ団結を明示した。)。私たちの議席が31%増加したのは、緑の党が侮れない大きな政治勢力であるということ、そして、環境や気候変動政策そして人権など私たちの伝統的分野だけでなく、経済や社会政策に対しても、私たちがより一層有権者の信頼を勝ち得ているということを、何らの疑問の余地なく証明しています。」
右翼ポピュリズムが台頭する選挙ムードに苦しみながらも2議席を維持したオーストリア緑の党の欧州議会議員として選出され、欧州緑の党共同スポークスパーソンでもあるウルリケ・ルナチェク(Ulrike Lunacek)は、以下のように発言を続けた。
「私は、全ての緑の党・党員・立候補者・選挙運動員の、頑張りぬいたキツイ活動に対して、オメデトウございますとお祝いの言葉を述べさせていただき、加えて、私たちのスローガンのように、敢えて“大きく考え、緑の党に投票を”して下さった、全ての皆さんに感謝申し上げたいですね。欧州緑の党共同選挙キャンペーンの中心となり、これまで緑の党に投票したことなどなかった、多くの有権者の心を明らかに捉えた、ヨーロッパ版グリーン・ニューディールを目指して、皆さんのために私たちは一生懸命頑張ります。5000億ユーロの公的と民間の資金が、再生可能エネルギー・エネルギー効率その他未来指向技術に対して投資されれば、グリーン・ニューディールは5年以内に500万のグリーンカラー雇用を創出するだけではなく、気候変動との戦いの手助けとなります。私たちは今回の選挙結果に概して大満足しているわけでありますが、しかし一方、ギリシアでの素晴らしい例外を除く南ヨーロッパやEU新規加盟国の選挙で、躍進を果たせなかった事には、大変失望しております。今から2014年まで、それらの国々で一生懸命頑張ることが、私たちの優先課題であり、そうすれば、全てのEU加盟国の有権者が、議会に緑の党欧州議会議員を送る実行可能な選択肢を持つのを、私たちが保証できるようになるでしょう。」
翻訳:山田達也(新潟)
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原文
http://europeangreens.eu/menu/news/news-single/?tx_ttnews%5Btt_news%5D=1336&tx_ttnews%5BbackPid%5D=13&cHash=627033ef4a
選挙結果の国別一覧表
http://europeangreens.eu/